香りを楽しむ 「うさぎ饅頭」って?
ちょうど家の入り口、
門扉の近くに植えているので
外から帰ってくると、仕事等で嫌なことがあっても
沈丁花の香りで
そのストレスから解放されたような気持になります。
花の美しさより、やはり魅力は香りです。
ジンチョウゲ、漢名では瑞香、睡香
あるいは、七里香や千里香とも呼ばれています。
香りはとても強く、どれほど遠くまで香るか
字を当てることでよくわかります。
茶事や生け花の世界では香りが強すぎて
嫌忌され、この花を使うことが差し控えられるほどなのです。
強い香りは好き嫌いがあると思いますが、
わたしは一番好きな匂いです。
この香りを嫌いな人は少ないのではないでしょうか。
開花時期以外でも香りを楽しみたいものです。
入浴剤や家庭用の芳香剤など、
ジンチョウゲの香りは市販では見かけません。
花の香気成分はたくさんあるのですが、
きっとそのエッセンスを取り出すのが難しいのではないでしょうか。
「うさぎ饅頭」というネーミングの商品、
「舞妓さんの花香水シリーズ」という香水があります。
仕様には
*1
と書いていました。
爽やかで清潔感の感じられる優しい香りです。
日本人好みの香りだなーと思ったら、
日本人の大好きな香りを考慮して作られたそうです。
*1:天然のフレーバーをブレンドした、 優しい香りが特徴の練り香水です。
少量を手に取り、手首や耳の後ろ等に塗布してください。
香りは、強さの好みにより、量を調整してください。
沈丁花は三大香木(さんだいこうぼく)名前の由来は…
沈丁花は花からとてもいい香りがします。
外側がピンク、内側が白色の小さな花が塊になって枝先に咲きます。
沈丁花の花は赤みがかったものと真っ白なものがあります。
沈丁花の「沈」は沈香(じんこう)から採りました。
代表的な香木の一つで、花の香りがその沈香に似ています。
沈丁花の「丁」は、十字型の花が丁子(クローブ)に似ています。
クローブとはフトモモ科の植物チョウジノキの開花前の花蕾を乾燥させた香辛料の名です。
だから、この香りと形をとって
沈丁花という名にしました。
わたしの大好きな花です。
春が楽しみなのはその沈丁花香り
挿し木で苗を育て、たくさん植え、
楽しんでいます。
沈丁花は三大香木(さんだいこうぼく)と言われています。
キンモクセイ(金木犀)
クチナシ(梔子)
そして
ジンチョウゲ(沈丁花)です。
咲く季節は違いますが、どの樹木も季節の風物詩になっています。
歌詞にも登場することがおおいですね。
「 春よ、来い」君を想いながら… 沈丁花 愛しい面影
松任谷由実の歌に
「 春よ、来い」
歌詞の中の
主人公になると
涙がこぼれそうになります。
いい歌ですね。
あまり歌詞をじっくり考えたことはありませんが
あらためてこの歌を聴くと、胸が熱くなりました。
香りがとても心地よい
強い香りを放つ沈丁花
とても存在感があります。
観ていると
あなたのように思います。
思い出すと、涙がこぼれます。
まぶたを閉じれば
一緒にいたころのあなたを
鮮明に思い出されます。
あなたの優しい声
あなたの優しい眼差し
あなたがくれた愛
愛しい人はもういない
どれほど月日が流れても
会えなくても
ずっと ずっと待っています
新しい一歩を踏み出そうとしていますが
まだ無理なのでしょうか
迷っている自分がいます
あなたを想いながら
今も一人でここにいます
こんなように解釈をしましたが、
いかがでしょうか。